仕事や人との集まりに参加すると、いつもぐったり疲れてしまうということはありませんか?
そんなときは知らず知らずのうちに“気疲れ”してしまっているのかもしれません。
気疲れとは、肉体的な疲れではなく気を遣うことによる精神的な疲れのことであり、放っておくことで思わぬストレス障害の引き金にもなりかねません。
そうなる前に、日々の気疲れはしっかり解消しておくことが大切です。
ここでは、気疲れしやすい人の特徴や、即効性のある気疲れ解消法を5つ紹介します。
この記事の目次
気疲れしやすい人の特徴とは
気疲れしやすい人は、以下のような特徴を持つことが多いです。
- 真面目で責任感が強い
- 心配性で不安になりやすい
- 優しすぎる
- 人の気持ちがよくわかる
- 自己主張が苦手で周りにあわせがち
- 嫌われたくないという気持ちが強い
- 長男、もしくは長女である
人の気持ちを汲み取ることが得意で、「周りの人に気持ちよく過ごしてほしい」と思うがあまりについ気を遣いすぎてしまいます。
そして、こうした性格は大人になる前に形成されることが多いので、いざ直そうとしても時間がかかってしまうことも多いといいます。
気疲れしたときに出やすい症状

気疲れすると様々な症状が出ます。
- 手や脇などに冷や汗をかく
- 表情がうまく作れなくなる、笑顔が不自然になる
- 頭痛や食欲不振が起こる
- 疲労感、だるさを感じる
- 憂鬱や不安を感じやすくなる
- 自宅に帰るとどっと疲れが出て何もしたくなる
気疲れしているときは、自分が思った以上にストレスを受けています。
そうしたストレスをうまく発散できずにいると、肉体的にも精神的にもさまざまな症状が現れることが多いのです。
ストレスは、ダイレクトに自律神経の調子を狂わせる原因となり、温度調節がうまくいかなくなったり、疲労感やだるさといった肉体症状も出やすくなります。
このような症状が常態化すると、うつ病や自律神経失調症などの疾患に発展するおそれもありますので、日頃から気疲れをうまく解消しておくことが大切です。
【即効性あり】人付き合いの気疲れを解消するリラックス法5選
ではさっそく、即効性の高い気疲れの解消法をご紹介します。
- アロマで疲れたこころを癒す
- リラックス作用の高いハーブティーを飲む
- ウォーキングでセロトニンを活性化させる
- ぬるま湯で入浴する
- 瞑想で思考を整理する
それぞれについて解説していきますね。
①アロマで疲れた心を癒す

アロマは鼻から成分を吸収することで「なんとなく癒された」と感じやすいものですが、決して気の持ちようというわけではなく、自律神経や脳に直接働きかけて心身を癒してくれる効果があります。
- 直接鼻で匂いをかぐ
- ハンカチやティッシュにしみこませて近くにおいておく
- アロマディフューザーを使う
- アロマキャンドルを使う
また、アロマは香りによって感じられる効果が違ってきます。
基本的には自分の好みで選んでも良いですが、リラックス効果がとくに高いものとしては
- ラベンダー
- ローズ
- ジャスミン
- オレンジ
- クラリセージ
- カモミール
などがあります。
②自律神経を整える効果の高いハーブティーを飲む

不安や憂鬱、緊張を感じやすい場合は、ハーブティーで自律神経を調整することも効果的です。
通常、自律神経は交感神経と副交感神経がバランスよく働いていますが、ストレスや疲れがたまってくると交感神経ばかりが働いてしまうようになります。

ハーブティーの中には自律神経を効果的に整えてくれるものがあり、そういったものを上手に活用することで、心身のバランスが少しずつ改善されていきます。
実際、ハーブには薬効があり、ヨーロッパでは薬として使われているものもあります。
また、コーヒーや紅茶だとカフェインが含まれており体を興奮させてしまう恐れがありますが、ハーブティーはカフェインが含まれていないものが多く、気持ちを落ち着かせるのにも最適です。
私自身、仕事のストレスによって自律神経の調子を崩したときがありましたが、メンタルケアに特化したハーブティーを活用することで不安定な気分に悩まされることがなくなりました。
③ウォーキングでセロトニンを活性化する

セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれる脳内物質です。
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- 緊張しやすくなる
- 漠然とした不安感・ゆううつを感じやすくなる
- 疲れやすくなる
- イライラしやすくなる
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などといった症状が出はじめます。
セロトニンを活性化するには様々な方法がありますが、ウォーキングはとくに効果的な方法です。
疲れているときは体を動かすのがおっくうに感じてしまいがちですが、軽度な運動を取り入れることで自律神経も整いやすくなり、寝つきも良くなるものです。
ぐっすり熟睡することも心身を修復させることにつながりますので、ぜひウォーキングなどの軽運動を生活に取り入れてみてください。
④ぬるま湯で入浴する

「お風呂に入るとリラックスできる」ということをご存じの方は多いと思いますが、“お湯の温度”に気を付けるとより一層リラックス効果が高まります。
38~39度ほどのぬるめのお湯にすることで副交感神経が優位となり、気疲れやストレスの解消にとても効果的です。
マッサージをしたり、お気に入りの入浴剤を使ったりすることもおすすめです。
⑤瞑想で思考を整理する

瞑想とは、自分の内面と向き合い、心を整理することです。
瞑想にはリラックス効果があり、思考を整理することで心を静めることができます。
瞑想をするときにもっとも大切なのは、「呼吸の仕方」です。
吸う時間よりも吐く時間を長くすることで、高ぶった感情を鎮め、深いリラックス状態にもっていくことができます。
吸う時間に正確な決まりはありませんが、息を吐く際はしっかりと最後まで吐ききることが大切です。
瞑想はあまり長い時間行う必要はありませんが、5分~10分程度をできるだけ継続して行うようにしましょう。
ただの「気疲れ」も、放っておくと深刻な精神疾患へと発展してしまう可能性があります。
今回紹介したリラックス方法などを取り入れて、定期的に発散させることが大切です。
対人関係において不安や緊張を覚えやすく、実生活で精神的苦痛や疲弊を感じやすい性質や傾向を『シャイネス』といいます。
シャイネスの中には、『内気』や『恥ずかしがり』、『人見知り』といったものも含まれ、それが原因で人付き合いを避けてしまう方は多いとされています。
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