性格の改善方法

【保存版】価値観を変えたいときに。考え方が変わる出来事・本・映画を一挙にご紹介。

人が生きる上において「価値観を変えること」には大きなメリットがあります。

また社会の成功者や偉人と言われるような人も、人生のどこかで価値観の変遷を何度も経験しているといいます。

この”価値観”を変えるためには、本意・不本意に限らず大きな人生の山場を乗り越えることにつながります。

現在精神状態のコンディションが崩れている人、仕事や人生に行き詰まりを感じている人などは、まさに「価値観を変える時期」なのかも知れません。

価値観を変えたい!と思うのはこんなとき

では人が「価値観を変えたい!」と思うのはどんな瞬間なのでしょうか?

それはたいてい苦難に襲われていたり、スランプに陥っている場合です。

〈人が価値観を変えたい!と思うとき〉
  • 精神的なコンディションが大きく壊れてしまったとき
  • 失恋をしたとき
  • マンネリした毎日の生活に嫌になったとき
  • 年齢が高くなり「思ったような人生が遅れていない」と感じたとき
  • 自分が持つ弱点が理由で何度も同じ失敗をしたとき
  • 誰にも認められないとき
  • 強いコンプレックスやトラウマを感じたとき
  • ライバル・同僚・友人と大きく差をつけられてしまったとき
  • 感動するくらいに素晴らしいもの(芸術・すごい人・異文化・自然体験など)と接したとき

最後の『感動する素晴らしいもの~~』以外はネガティブな理由ですね。

しかし「価値観を変える」とき、その理由がネガティブ、ポジティブのどちらでもあまり違いはありません。

”価値観を変えることそのものに意味がある”

と考えましょう。

価値観を変えるメリット

よく「ブレない」とか、「昔から変わらない性格」といった言葉が良い意味で使われることがあります。

しかし、大きなことを成し遂げるような人、苦難をうまく乗り越えられる人は、たいていどこかで”生まれ変わっている”ものです。

昔のことわざに「接ぎ木をしないと甘い柿はならない」とか「節の多い竹ほど強い」といったものがあるように、人間は苦難を乗り越えて”自分を変貌させること”で器を大きくすることができるのです。

それはその人の運命によって、若い世代のときに起きることもありますし、成人してかなり年月が経ってから起きることもあります。

どちらにしろ、価値観を変えることには人間形成においてもたくさんのメリットがあるのです。

〈価値観を変えるメリット〉
  • 長い人生を新鮮な気持ちで生きていくことができる(マンネリ人生にならない)
  • 苦難・苦境・逆境に強くなる
  • 他人の辛さに共感できるようになり人間関係が良好になる
  • 毎日の生活に充実感を感じることができる
  • 目先のことに捉われないようになる
  • 過去の反省をし学習していくことができる
  • 他人に良い助言を与えることができる

「価値観を変える」ということは、なかなかできるものではありません。

また、思春期に「グレる」というのも、一つの価値観の変遷かも知れません。

しかし、一度でも大きく価値観を変える経験があれば、自分の間違いに気づいたときにまた価値観を変えることも可能になります。

一番良くないのは、自分で自分を見つめようとせず、間違いに気づいていても古い価値観のままで生き続けることです。

”価値観を変える”というその行為こそ価値あるものだと言えるでしょう。

価値観や考え方が変わりやすい体験や出来事

人の価値観は、これまで生きてきた長年の経験や環境が蓄積したもので、いわば「その人の内面のすべて」だとも言えます。

ですから、変えようと思ってもなかなか変わるものではありません。それが変わるときというのは、突発的で大きな出来事があるのが普通です。

新しい人との出会いがあったとき

人を取り巻く環境には、自然環境・生活空間・経済状態などがありますが、もっとも多きく影響されるのが「人間関係」です。

これはチームスポーツなどではよく見られるもので、相性などで良い人間性が保てたチームは実力以上の結果を出しますが、どれだけ実力の高い者を集めたオールスターチームを作っても、相性が悪ければ結果も悪くなってしまうのです。

それほど人は他人を意識し、相互に依存して生きている動物だと言えます。

「新しい人との出会いがあったとき」というのは、もっともポジティブで意味のある価値観の変貌が、いともかんたんに起きやすい状態です。

なぜか人は”初対面”に近いときにほど相手のことをすんなりと受け入れる習性があり、情報の収集率も高くなります。

とくにマンネリしている自分の環境や状態にうんざりしている人などは、「救世主の出現」とばかりに相手を尊敬し、またたく間に価値観が変わってしまうことがあります。

ですから、「自分の考え方を変えたい」「価値観を変えたい」と思ったときには、積極的に人と会う機会を作ってみると良いでしょう。

新しい仕事に就いたとき

「仕事」もまた、成人した若い世代の人たちに価値観の変貌を与えやすいものです。

職場・職業というものは「一種の世界観」であり、そこに従事している人たちは多くの共通点があります。

工場勤務・建築関係・クリエイター系・サービス業・医療系・教師・インストラクター・公務員・危険作業に従事する仕事など、どの職業の従事者も「それっぽさ」があることは理解できると思います。

これが”職業が人を作る”と言われるものです。

学生から社会へ出た最初の職業によって、これまでの自分の長所短所までも激変し、まるで別人になってしまうことはめずらしくありません。

これは就く職業と、そこでの世界観に触れることで大きく価値観が変貌した結果だと言えるでしょう。

事件や事故に遭ったとき(死に直面したとき)

人間は動物ですから、「生まれることと死ぬこと」が最大の出来事だと言えます。

生まれるときには記憶に残るような意識はありませんから、「死」に直面したり、あるいは周囲の人の死に関わったときに大きく心が揺さぶられることは言うまでもありません。

「死」は人間にとってもっとも大きなことであるにも関わらず、ふだんそれを強く意識して生きている人はあまりいません。

どちらかというと、そこに目隠しをしていることの方が多いのです。

この、「死に対して目隠しをした状態」こそが、その人のアイデンティティーだとも言い換えられます。

ところが、事件や事故に会い死に直面したときには、その目隠しはいともかんたんに吹き飛んでしまいます。

その瞬間にこれまで蓄積してきた自分の価値観は役に立たなくなり、新たな価値観が作られることが多いのです。

そのため、事件や事故、あるいは末期の重病で余命を宣告されたときなどは、多くの人が以前とはまったく違う考えをするようになります。

結婚・子供ができたとき

「死」は人間の価値観に大きな影響を与えますが、「生」も同じように価値観を刺激するものです。

子供ができたとき、あるいは「結婚」をしたときに、人はすんなりと価値観が変わることがあります。

これは「自分の子孫・分身が新たにこの世に生を受ける」という、人間の思想だけではすべてを解決できないものに対して”本能”が順応するためなのかもしれません。

またその原因の多くは遺伝子に組み込まれているものだとも考えられています。

とくに女性は、自らのお腹から生まれた我が子を目の当たりにして、さまざまな想いを抱くと同時に、生き方に対する価値観が大きく変わることも多いものです。


価値観や考え方が変わる本

何かのきっかけで「価値観を変えたい」と思ったときに役に立つ本をご紹介します。

「本」は、昔から人間の価値観と思想に大きな刺激を与え続けてきたものです。

「生死」に関わる出来事によって変わる価値観は本能の自分が行ってくれますが、「生き方」「考え方」といった思想的な価値観に苦しんでいるのであれば、本がその手助けとなってくれるはずです。

また”価値観”と一言ではまとめられず、生きていく上において、さまざまなジャンル別に有意義な本がたくさん存在します。

現在ベストセラーになり、人の心の琴線を刺激し続ける人気本を以下にご紹介します。

【生き方編】生き方 特装版―人間として一番大切なこと

日本経済界の巨星である「稲盛和夫」氏は、ビジネスに携わらなくてもその名前くらいは知っている人も多いでしょう。

20代で『京セラ』を創業し大企業にまで成長させ、日本初の民間通信事業企業『KDDI』を立ち上げ、後には経営の悪化した航空会社JALを再建させた人です。

どちらかというと、本国である日本よりも、中国・台湾などアジア圏の経済人に信望者が多く、「ビジネスの神」として崇められているほどの偉人です。

そんな稲盛和夫氏が、ビジネス・経済を飛び越えて多くの人の「生き方」にヒントを与えてくれるのが『生き方 特装版―人間として一番大切なこと』です。

本の内容・学びのポイント

読むべきポイントは非常に簡潔であり、「考え方・熱意」がいかに人生を豊かにするかということです。

利己的・強欲・虚栄心・名誉欲などネガティブな考えや価値観を持っていれば、人生の結果やビジネスの成否にまでも悪い影響が及んでしまうというもので、これが”仏教的思想”に類似することからアジア圏で人気が高いのではないでしょうか。

ある意味、他者を蹴落としてのし上がるようなビジネスの世界の成功者が、こういった本を書かれていることに驚きを感じます。

「そんな綺麗ごとでは会社は経営できない」と反論される人も多いかもしれませんが、そのビジネスの世界で自らの思想を実践し、他に類を見ない成功を収めた稲盛氏だからこそ説得力と意味のある著書だとも言えます。

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【お金編】金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学

「お金」は精神性とは切り離されて考えられがちですが、実際には経済的な成功をするかどうかは「紙一重の価値観の違い」だと言われています。

お金で成功する人は「成功する価値観」を持っていて、その逆もしかりです。

ですから、お金にまつわる啓発本には、人生そのものに対しての「生き方への教え」も含まれているものが多いのです。

『金持ち父さん 貧乏父さん』は、初刊が2000年ですが最近になり再評価されはじめ改訂版が出版されています。

本の内容・学びのポイント

本のおおまかな内容は、「お金持ちのお父さん」と「貧乏なお父さん」が、主人公の少年に対して教える”人生の教訓の違い”を比較するものです。

短めの文章で記憶に残りやすい2人のお父さんの”価値観の違い”は、読む人の弱点を浮き彫りにし、さらに成功者の助言が同時に得られる、という素晴らしい著作です。

散乱する成功者たちの至極の格言を一冊に集めたものと考えてもよく、とくに「現状を変えたくてもあと一歩が踏み出せない」「同じ過ちを何度も繰り返している」といった、価値観の煮詰まりに苦しむ人に最適な本だと言えるでしょう。

改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 (単行本)

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【仕事編】マネジメント- 基本と原則

現在の先進国経済の基盤となる考えを発想し、私たちを取り囲む企業社会や政治の手法にまで影響を与えたモンスター書籍が、ピータードラッガーの『マネジメント- 基本と原則』です。

今では常識となった企業理念「分権化」「目標管理」「経営戦略」「マーケティング」「顧客第一主義」などを発案したピーター・ドラッガーは、戦前生まれにして現在では他界しているにも関わらず、ビジネスにおいてのバイブルとして数冊の著書が今でも売れ続けています。

本の内容・学びのポイント

『マネジメント- 基本と原則』はシリーズの中でもとくに概念的でコアな内容になります。

現在自分の職業について行き詰まり、発想の突破口を模索しているような人ならば一度目を通しておくべき著書かもしれません。

今日の企業経営・経済社会の根底にドラッガーの発想はあり、もはや常識となっています。

しかし、価値観を変えるためには「基本に立ち返る」という行為も一つの有効な方法です。

これはマルクスの「資本論」における世界の社会主義の動きでも見られたことで、年数が経過するとそれを動かすリーダーの私感が入り込むことで「オリジナルの本来の意味が失われてしまう」のです。

もう一度不純物の混じらない“基本中の基本”を学ぶことも、価値観を矯正するためには大切なことです。

マネジメント[エッセンシャル版] – 基本と原則

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【恋愛編】ベスト・パートナーになるために―男と女が知っておくべき「分かち愛」のルール

恋愛や夫婦の関係性においても「価値観」は強く意識されるものです。

また「恋愛」ほど人の行為の中で失敗しやすく悩みの原因になるものはありません。どれだけ社会的な成功を納めた人でも、恋愛の失敗の一度や二度は必ず経験しているものです。

恋人や夫婦の関係性においての悩み、あるいは近年社会問題にもなっている「恋愛・結婚できない男女」の精神的な苦悩にもこの本は価値観の再構築の手助けになることでしょう。

本の内容・学びのポイント

心理学者ジョン・グレイ氏は心理学者の目線で、じつにうまく男女の価値観の違いを言い当てています。

副題にある「男は火星から、女は金星からやってきた」とい一文からもわかるとおり、男女を”同じ人間”と考えず、違う性質と価値観をもった別種の生き物として、ユニークで簡潔な文章で書かれた良書です。

「お互いを理解し合う」ということは「違いを知る」ということに要約される内容は、男女のエゴによって抜け出せなくなった精神のトンネルに光を感じられるものとなるでしょう。

ベスト・パートナーになるために―男と女が知っておくべき「分かち愛」のルール 男は火星から、女は金星からやってきた (知的生きかた文庫)

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価値観や考え方が変わる映画

「映画」によって心が救われる人は数え切れません。

前項の「本」と同様に、著者・監督は強いメッセージを込めて作品を作り上げ、その精神性の波長に合った人は大きく価値観を揺すぶられる結果となることも多いのです。

映画には「映像」があることで、本を読む習慣のない人でも短時間でエッセンスを感じ取ることができます。

人々の価値観に良い影響を与える映画は数え切れないほどありますが、分かりやすく内容の深い作品をいくつかご紹介します。

死ぬまでにしたい10のこと

『死ぬまでにしたい10のこと』は賛否両論あるものの、男女の恋愛の側面を見事に表現した映像作品です。

2003年のスペイン・カナダの合作で、監督はイザベル・コイシェ。

若くして癌におかされた幼い娘2人と夫を持つ女性が主人公アンが主人公です。

余命2ヶ月を宣告されたアンが「死ぬまでにしたいこと10」をリストアップし、それを一つずつ行動に移していきます。

10の願望は「妻として」「母親として」、そして「一人の女性として」の本音が込められた、決してきれいごとだけでは片付けられない一人の人間の本音です。

10の願望に中にある「夫以外の男性と付き合うこと」という部分に論議の視点が集まるようですが、長く夫婦生活を送る間に忘れてしまいがちなパートナーの「一人の人間としての尊厳」を思い起こさせてくれるという意味では、これ以上の表現はありません。

多くの恋人・夫婦は、時間を長く共有することで、一人の異性から恋人、夫・妻、そして親へと肩書を変えていきます。

すると、今までありがたく感じていたものが当たり前になり、さらには「自分の所有物」へと変遷していきます。本来喜びであったものに鈍感になってしまうことはよくあることです。

この作品は「性と死」をリンクさせることで、うまく恋愛における問題の本質を突くものであり、現在恋愛問題で悩み、価値観を変えたい人にはヒントの多い作品かもしれません。


きっとうまくいく

『きっとうまくいく』は2009年のインド映画で国際インド映画アカデミーで賞を総なめにした大ヒット作です。

コメディタッチな青春映画の雰囲気ですが、非常に深いテーマを取り扱い、スピルバーグなど世界的な監督たちからも高い評価を受けています。

現在ハイスピードで近代化が進むインドは、先進国が持つ社会問題が凝縮したような状態です。

「学歴社会」「人間関係」「自殺」など、我々日本人を今なお苦しめる社会問題を取り上げ、複雑なストーリー展開が繰り広げられます。

有名大学から社会人へと成長する過程を、若者3人の目線から見る近代社会の病的な側面を取り上げ、現在精神疾患に苦しむ先進国の若者・社会人たちに、人間本来の「価値観」を問いかけてくるようなメッセージを感じる作品です。

出社拒否・引きこもり・うつ病など閉塞感に襲われ逃げ場を失っている人を開放してくれるような不思議な説得力を感じさせてくれます。

プライベート・ライアン

『プライベートライアン』は第二次大戦を舞台にした作品で、監督はスピルバーグ、主演をトム・ハンクスが演じる超大作です。

この作品が勝ち取った評価と栄光はさておき、現在の平和な世界にこそ「死」が間近にあった戦時中の映像を見ることは価値観を刺激するのには有益です。

プライベート・ライアンは、戦争映画の方向性を変えてしまったといわれる作品です。

それは戦場で英雄を描かず、ただただリアルに戦争の悲惨さと戦う兵士の本音を映し出すことで、見ている者に死と恐怖のシンパシーを感じさせるという手法が取られているからでしょう。

トム・ハンクスを始めとする4人の重要人物はすべて、われわれと同じような価値観を持った人間であり、国のために戦うという大義はあるものの、その本音は「早く故郷に帰りたい」という当たり前の感情を持ちながら死と向かい合います。

一定の生活を約束され、戦争時代でもない現代の日本においては、かならず訪れる「死」というものを実感として受け止めることが難しくなっています。

この生物すべてが受けなければならない”死”の実感を、リアルな映像で体験することで、もう一度自分の価値観を再確認することの手助けになることでしょう。

最高の人生の見つけ方

名俳優ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンがW主演したことでも話題になった『最高の人生の見つけ方』は、「人生と師」という深いテーマを扱いつつも、明瞭で分かりやすいストーリーで人気があります。

ビジネスで成功を収めた男と、家族のために働き慎ましやかな生活を送り続けてきた男という正反対の人生を歩んだ2人が、余命を宣告されて同じ病院で知り合うという設定です。

2人はなぜか意気投合し、「バケットリスト(死ぬ前にやりたいことリスト)」を作ってそれを実行に移していくというストーリーです。

前項で紹介した『死ぬまでにしたい10のこと』と展開は似ていますが、受ける印象はまったく違います。

同じような分岐点から分かれたような2人の男の人生は、結局どちらも「正解」ではなくどちらもその世界の「モラル」によって本音からくる願望を抑圧していたことに気づくのです。

ただ、『死ぬまでにしたい10のこと』のような人間の深部の深層心理に入り込むような内容ではなく、「思ったことは実行しないと後悔するぞ」というような勇気づけを落とし所にしているので、見終わってもどこか清々しい印象を受けるはずです。

現在、自分の小さなプライドや悩み事、また人間関係のしがらみによって身動きできないで苦しんでいる人ならば、この作品で一歩踏み出せるような価値観の変貌を遂げられるかもしれません。

プラダを着た悪魔

労働環境で悩みを抱えている人におすすめなのが『プラダを着た悪魔』です。

ローレン・ワイズバーガー著作で世界的な成功を収めた同名小説の映画版です。

映画のほうでも記録的なヒットを飛ばし、ファッション業界の華やかな世界観出演者を彩る高級ブランド『プラダ』が女性たちの憧憬を集めました。

この作品は「力ない一人の労働者出世の階段を駆け抜けていく」というサクセスストーリーの側面も持っています。

田舎町から大都会ニューヨークへやってきた純粋さだけが取り柄の主演アンが、目の前に立ちふさがる鬼上司ミランダと対峙しながら人間関係の深みにハマっていき、現実主義の業界に”純粋性”だけで立ち向かっていくストーリーは、ある意味おとぎ話的な性質だとも言えます。

現在ブラック企業問題やパワハラ問題など、労働環境において悩みを抱えてしまっている人も、新入社員として働き始めた頃には夢と希望にあふれていたはず。

それが時間の経過によって自分の心の中の歯車が少しづつ噛み合わなくなり精神を病んでしまうまでに陥ることは現代の日本の労働環境ではめずらしくありません。

『プラダを着た悪魔』は”価値観の変貌”というよりは「忘れていた何かを思い出して再出発の起爆剤」となる映画だと言えるでしょう。




以上、『考え方が変わる出来事・本・映画』を一挙にご紹介してきました。

人間の行動と健康状態は「心と体のバランス」によって大きく影響を受けます。

心に程よい刺激を与えて心身のバランスが取れれば、嘘のようにスランプ状態から脱出できることもあります。

「考えすぎて行動できない」、「初めの一歩がなかなか踏み出せない」といった人は、ここでご紹介した本や映画の力を借りてみるのも良いと思いますよ。

〈まとめ〉

  • 人はスランプ状態・マンネリ状態になると価値観を変えたくなる
  • 価値観を変えることにはたくさんのメリットがある
  • 「新しい出会い」「新しい仕事についたとき」「死に直面したとき」「結婚や出産」は価値観が変わりやすいとき
  • 精神性の高い本を読むと自分の価値観が変わりやすい
  • 映画は多くの発見と気づきが生まれやすい
実践ワークつき!対人緊張の克服レッスン

対人関係において不安や緊張を覚えやすく、実生活で精神的苦痛や疲弊を感じやすい性質や傾向を『シャイネス』といいます。
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てるてる(荒木明)
てるてる(荒木明)
HSP・内向型専門カウンセラー。北海道 札幌市在住。 若い頃から繊細で傷つきやすい性格に悩まされる➔弱い自分を否定し続け対人恐怖症・うつ病を経験。自分の気質を受け入れ、心の機能について一から学ぶことで今ではとても生きやすくなりました。 メール相談を通して、一人ひとりのお悩みに対するアドバイスを行っています。 >>詳しいプロフィール
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