”人見知り”には、いくつかのタイプがあり、また度合いも人それぞれ違います。
自分がどの人見知りタイプに当てはまり、そしてどの程度の人見知り度なのかを知ることは、克服を目指すうえで非常に大切なことだといえます。
自分が苦手とする状況や場面をきちんと知っておけば、事前に対策を練っておくこともできますし、必要以上に落ち込んだりすることもなくなるはずです。
ここでは、人見知りのタイプを8項目に分け、
ぜひこの機会にチェックしてみてください。
この記事の目次
人見知りチェックの前に!知っておきたいこと
人見知り度合いを診断する前に、ひとつ重要なことを知っておいてください。
人見知りは“単なる性格のようなもの”と軽く考えている方が多いと思います。確かにそうした側面もありますが、だからといって軽視して放っておくことはあまりおすすめできません。
人見知りは長期化するほど治りにくくなり、その症状も悪化する傾向にあるからです。
極度の人見知りになると、不安障害などの精神疾患へ進行してしまうこともあり、出社拒否(登校拒否)や引きこもりといった、社会適応障害になるリスクも高まります。
ですので、こうしたリスクを回避するためにも、できるだけ早く克服を目指す選択をすることが大切です。
人見知りのレベルはその人によって違い、また、それを何もなしで判断することは困難です。
克服への道を選ぶのであれば、まずは「人見知りのタイプ」や「度合い」を知っておくと、改善するうえでも役立ちます。
【大人の人見知り】タイプ・度合いチェック項目
ではさっそく、人見知り度チェックを始めてみましょう。
以下のチェック項目の合計を数えてみてください。
1)注目恐怖タイプの人見知り
「注目恐怖タイプ」は、多くの人の前での発言や行動に際して、緊張したりあがったりする人見知りです。
〈チェック項目 全4質問〉
- プレゼンや朝礼で極度に緊張する
- 趣味を披露する際に強いプレッシャーを感じる(演奏・絵を描くなど)
- 電話、接客、字を書く際に極度に緊張する
- 他人の前で食事するのが苦手
2)初対面恐怖タイプの人見知り
「初対面恐怖タイプ」の人見知りは、初めて会う人に対して強い恐怖や不安を感じる人見知りの種類です。
〈チェック項目 全4質問〉
- 合コンやパーティーに出席すると極度に緊張する
- 初対面の相手に対して緊張して仕事に支障が出る
- スーパー・コンビニ・美容室などの店員に対してアガってしまう
- エレベーターや個室で他人と一緒になると緊張する
3)格差タイプの人見知り
「格差タイプ」の人見知りは、”自分の地位”を強く意識し、目上の人や偉い人、反対に自分より下の人と接するときに人見知りをするケースです。
〈チェック項目 4質問〉
- 社長や上司と話す際に萎縮してしまう
- 自分よりも目下、後輩に対して本来の自分が出せない
- 立派な雰囲気の人と話すときにかしこまってしまう
- 自分の学歴・出生・職種などを他人と比べてよく落ち込む
4)恋愛・異性恐怖タイプの人見知り
「恋愛・異性恐怖タイプ」の人見知りは、異性と接するときに起きる人見知りです。
〈チェック項目 全2質問〉
- 多くの異性が周りにいると赤面してしまう
- 初めて話す異性に対してぎこちない態度になってしまう
5)自己嫌悪タイプの人見知り
「自己嫌悪タイプ」の人見知りは、自分の容姿や能力、あるいは学歴や出生に対して強すぎる意識を持って緊張してしまうケースです。
〈チェック項目 全3質問〉
- 自分が周囲よりも劣っていると感じる
- 自分が「醜い」「汚い」と思われている感じがする
- 自分に引け目を感じて人に会いたくないと思うことがある
6)承認欲求タイプの人見知り
「承認欲求タイプ」の人見知りは、”他人からの評価”を気にするあまりに緊張感を感じるケースです。
〈チェック項目 全4質問〉
- 「失敗は許されない」と思う
- 他人からの評価を気にし過ぎてしまう
- 「競争に負けられない」と考えてしまう
- 他人が褒められているのを見ると焦る・苛立つ
7)視線恐怖タイプの人見知り
「視線恐怖タイプ」の人見知りは、「注目タイプ」の人見知りよりももっと単純に「視線」そのものが気になってしまい、強い緊張感を持ってしまうケースです。
〈チェック項目 4質問〉
- 街や電車内、お店にいるときに周囲の視線が気になる
- 職場や学校で「誰か自分のことを見ているのではないか?」と不安になる
- 対面している人の視線を見て緊張する、目をそらしてしまう
- 恋人や夫婦間でも視線を合わせることができない
8)他人迎合タイプの人見知り
「他人迎合タイプ」の人見知りは、自分の意見を表したときに相手の気持ちを考え過ぎたり、嫌な気分にさせていないか?と思いすぎるタイプの人見知りです。
〈チェック項目 全3質問〉
- 頼まれごとを断わるのが苦手
- 自分の意思よりも、相手が満足する選択を優先する
- セールスを断れない、キャンセルできない
〈人見知りレベルの判定〉
1~8個にチェック ・・・軽度の人見知り (ほぼ問題のないレベル)
9~20個にチェック・・・中程度の人見知り(日常生活に支障をきたすレベル)
21~25個にチェック・・・重度の人見知り (すぐに改善を始めるべきレベル)
25~28個にチェック・・・精神疾患の可能性あり(心療内科での診察も視野にいれるべきレベル)
自分の性格を「数値」に置き換えることは、弱点を冷静に見極めて改善を始めるうえでとても大切なことです。
チェックシートの採点を目安に、自分の心の状態をまず知ることが、人見知り克服の第一歩になります。
対人関係において不安や緊張を覚えやすく、実生活で精神的苦痛や疲弊を感じやすい性質や傾向を『シャイネス』といいます。
シャイネスの中には、『内気』や『恥ずかしがり』、『人見知り』といったものも含まれ、それが原因で人付き合いを避けてしまう方は多いとされています。
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