「運」という言葉は非常に漠然としていて、もちろん科学的には根拠のない概念です。
運が良い人はラッキーなことが起こり、運が悪い人にはアンラッキーなことが起こる。。
こういったニュアンスで「運」という言葉を使っている方が多いのではないでしょうか。私もつい数年前までは同じようなイメージを持っていました。
しかし様々な書籍を読むにつれ、この「運」という言葉にはもっと深い意味があることを知りました。どうやらこの”運”を上手くコントロールすることで、自分の願望が叶いやすくなり、「幸運体質」を手に入れることができるというのです。
現実に、「運」を意識して過ごしている人のなかには、大企業の創業者になったり偉業を成し遂げるなど、いわゆる「社会の成功者」となった人も少なくありません。また、それまで病弱でふさぎこみがちだったような人でも、運を味方につけてから健康的に過ごせるようになり、性格も明るくなったという人もいます。
私自身も、運の大切さを知り「運を良くするための習慣」を取り入れるようになってからは、ストレスを感じる機会がずいぶん減り、また良い人間関係にも恵まれるようになったと強く実感しています。
実は『運を良くする方法』というのはいくつか存在するのですが、ここではとくに実践しやすく効果の高い方法に絞って6つご紹介したいと思います。
この記事の目次
そもそも、『運が良い』とはどんなことをいうのか
あなたは、「運が良い」と聞いてどんなことを思い浮かべるでしょうか?
- ギャンブルで大勝した
- 臨時収入があった
- 素敵な異性にデートに誘われた
- 玉の輿に乗れた
- くじやビンゴで一等賞を取った
など、まるで「空から降ってきた!」というような予想外の幸運を感じたときに、「運が良い」と思うのではないでしょうか?
しかし一方では、
- 運をたぐり寄せる
- 運も実力の内
- 運を待つは死を待つに等し
- 感謝と運は比例する
など、さらに深く”運”というものを捉え、コントロール可能な『スキル』ようなものと考える人たちもいます。
こういった考えをする人たちは、冒頭でも触れた「社会的成功を収めた人」や「幸福体質」と呼ばれる人たちです。
「運」という一見コントロールできないものを、自分の意識や行動によって変えられると信じ、現にその想いを実現させている人は確かに存在しているのです。
この両者の違いは、
「何もせず幸運を待つか」
「行動して幸運を掴み取るか」
の違いだとも言えますね。
このように、『運が良い』という言葉は捉え方によってまったく別のものとなります。
うまくいかないときは『運』に見放されているのかもしれない
仕事・恋愛・人間関係など、何をやってもうまくいかないときがあります。
それぞれまったく関連性のない要素・出来事が同時にうまくいかないのですから、その原因にも共通性はありません。
こういったときは、「運に見放されている状態」なのかもしれません。
ある日を境に突然家族の誰かにイライラさせられるようになったり、電車に乗り遅れたり、会社では理不尽な怒られ方をする・・・。
もっとひどい場合には、仕事をリストラされたのと同時期に家族が病気になり、車で事故まで起こしてしまう、といったような深刻な悪運が重なることもあります。
人はこういったときに「なぜ最近こんなに運が悪いんだ?」と、”運”というものを強く意識するものですが、実はその人の近々の行動や思考などが、その”運”を作り上げていることもあるのです。
『運』は習慣で変えることができる!
一見コントロールできるはずがないように思える“運”ですが、実は行動や考え方の習慣を変えることで幸運を手繰り寄せ、幸福感をも向上させられることが証明されています(イギリスの大学実験にて)。
多くの“幸福体質”の人たちは、いくつかの習慣によって自らの運を変え、自分の願望を手繰り寄せることに成功しています。
人生を成功させるためには現実的で合理的な手腕も必要ですが、「運を呼び込むため」には仕事と無関係とも言える習慣が実は大切になることもあるようです。
運が良くなる6つの習慣
運が良くなる考え方や習慣は、実際に幸運を呼び込んでいる人それぞれに方法が違いますが、共通している部分も多くあります。
以下に、いくつかの幸運習慣をピックアップしてみましたので、取り組めそうなものがあればさっそく試してみてください。
①笑顔を大切にする
運を良くするために「笑顔を大切にする」ということを実践されている人は多くいます。
笑顔は人を『緊張状態』から『リラックス状態』に変えることのできる即効性のある方法です。
笑顔でいるとリラックス状態の時間が長くなることで、仕事や人間関係にも好影響を与えます。
たとえば職場にムスッとした人が一人いるだけで雰囲気は悪くなりますが、反対に明るい笑顔を提供してくれている人がいると日が差したようにパッと雰囲気が明るくなります。
当然こうした職場はチーム全体が明るくなることで、組織力や業績にも良い作用が働きます。
また暗くどんよりとした雰囲気の人よりも、笑顔を作っている人のほうが話しかけやすいことから”人脈”も広がりやすくなります。
異性との出会いの運をよくするのも、「笑顔」が基本になることは言うまでもないでしょう。
②“自分”ではなく“他人”の幸せを願う
運が良い人は、自分よりもまず先に“相手の幸せ”を考えます。
「どうすれば喜んでくれるか?」
「どうすればこの人を幸せにできるか?」
といったようにです。
反対に、運を逃してしまう人は“自分の幸せ”だけを考えます。
常に意識が“自分”に向いていて、「自分が良くなるためにはどうしたらいいか」ということで頭がいっぱいです。
もちろん自分の幸せを考えることも大切ですが、それだけになってしまうことは避けなければなりません。なぜなら、この考え方は『不満』を生み出す考え方だからです。
自分のことばかり考えることで、
「どうしてこんなに頑張っているのに認めてくれないんだ!」
「この人はなぜいつもこうなんだ!」
といった不満がどうしても生まれやすくなってしまうからです。
運が良い人はまず周りの幸せを考えます。そうすることで、不平不満を覚えることが少なくなり、また誰かに与えた幸せは必ず自分に返ってくるものです。
一見綺麗ごとのように聞こえるかもしれませんが、これは本当の話です。
誰かに笑顔を与えれば笑顔が返ってきますし、
誰かにやさしくしてあげれば、自分が困ったときにやさしくしてもらえるものです。
「相手に何かしてもらう」ことを考えるよりも、まず「自分には何ができるか」を考えることが大切です。
③努力を怠らない
何かを成功させようとする際に、“運”にばかり頼ろうとしてしまう人がいます。
その結果、「自分は運が悪いから成功できない」「運が悪いから幸せになれない」といった言葉を発するようになります。
この感覚で生きていると、“運に翻弄されるだけの人生”になってしまいます。
運を呼び込んでつかまえるのも、結局は「自分自身の努力しだい」です。
小さなことをコツコツと努力できる人に、運は味方します。
「運は誰にも平等に現れる」という成功者もいるように、それを”つかむか?見逃してしまうか?”ということは普段の心構えと行動の差だと言えるでしょう。
④逆境がきても腐らない
運を引き込むには「継続」することも大切だといわれています。
何をするにもバイオリズムはつきものですから、必ず逆境は訪れます。
こうした悪い状況が起きたときにやる気を失い腐ってしまう人は、運を自分のものにすることができません。
成功経験者によると、目標が大きくなればなるほど逆境は大きくなり、そしてその大きさは運が好転する直前に”最大”になるそうです。
ということは、逆境がきている時期は「もう目の前に良い運が訪れている時期」ということになります。
逆境で腐ってしまう人は、目の前まできている運をあと一歩のところで逃しているということになってしまいます。
こうならないためにも、逆境に屈しない心を持ち、最後まで継続することが大切です。
⑤楽天的に考える
多くの社会的成功者たちは、どこか「楽天的」だといいます。
何か新しい大きなことに挑戦するときにでも、「失敗しても大したことはない、またやり直せる」と、かなり楽観的であることが多いそうです。
大きな行動を起こすときには、「冷静に全体の動きを見渡せるバランス感覚」が必要になります。
皮肉にも、大きなチャレンジに対してあまりに真剣(深刻)に向かい合い「絶対に失敗は許されない」と気張ってしまう人は、強いプレッシャーが原因で失敗してしまう可能性は高まってしまいます。
楽天的な人はチャレンジにストレスを感じにくいことから能力をフルに発揮でき、軽度な緊張感が加わることで実力以上の能力を生み出すことができます。
こういった脳生理学を当てはめてみると、「運」にも科学的根拠が備わってきていることもうなずけます。
⑥過去ではなく未来に視点を向ける
「運」を呼び込むためには、過去のことにとらわれるのではなく「未来」に視点を向けることも大切です。
過去を変えることはできませんが、未来は変えることができます。
もちろん過去の失敗を振り返り反省することにも意味はありますが、メンタルコントロールの視点からいうと「未来の明るい展望」をイメージすることの方が、肉体的にも精神的にも、また脳のパフォーマンスも圧倒的に向上することがわかっています。
ですから、過去のネガティブな思考できるだけ手放すようにし、その代わりに「これから何ができるか」ということに視点を向けてやることが大切です。
最後に
ここまで、運が良くなる習慣を一挙に解説してきました。
「運」や「幸運体質」というと、どこかスピリチュアルな感じがしますが、最近の脳科学の研究でもある程度の科学的な論証が裏付けられはじめています。
何かに行き詰まりを感じたとき、最近運が悪いと思ったときには、ぜひ今回ご紹介した方法を試してみていただきたいと思います。
少しでも良くなることを願っています。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
- 「運」は自らの力でたぐり寄せることができる
- うまくいかないことが連続するときには「運に見放されている」可能性がある
- 「運」は日々の習慣で変えることができる
- 運を良くする方法①「笑顔を大切にする」
- 運を良くする方法②「他人の幸せを願う」
- 運を良くする方法③「努力を怠らない」
- 運を良くする方法④「逆境でも腐らない」
- 運を良くする方法⑤「楽観的になる」
- 運を良くする方法⑥「未来に視点を向ける」
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