ちょっとしたことで傷つき、落ち込んでしまう…
ささいなことですぐにへこんで神経をすり減らしてしまう…
こんなことでお悩みではないでしょうか。
“傷つきやすい人”というのは、『感受性が豊かで繊細な性格』と言い換えることもできます。
最近になって知名度が上がってきた『HSP』気質の方に多い性質です。
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こうした気質の方は、ささいなことで傷ついてしまうことが多いため、ストレスを受ける回数や量は普通の人よりも多くなる傾向にあります。
特に仕事中はストレスのかかりやすい場面です。
傷つきやすい人が神経をすり減らさないように仕事をするにはどうしたらいいのでしょうか。
ここでは、繊細で傷つきやすい人のために、神経をすり減らさないための仕事術や働き方を5つ紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
この記事の目次
傷つきやすい性格の人が仕事ストレスを抱えやすい理由
まずは、繊細な性格の人が仕事ストレスを抱えやすい理由を知っておきましょう。
仕事で特にストレスを抱えやすいのは以下のような理由があります。
情報の伝達が苦手
仕事は1人でするものではなく、多くの人と関わってするものです。
多くの人が関わる以上、情報の伝達は絶対に必要になることです。
ですが繊細な感覚を持ち合わせていると、こうした人との情報伝達に苦手意識を持っていることが少なくありません。
- 強い口調で言い返されたり、そっけない態度で対応されると傷ついてしまう
- 相手を傷つけないようにするあまりに、気を遣いすぎてしまう
などの理由によって、神経をすり減らしてしまうのです。
電話が苦手
傷つきやすい人は、電話ひとつ取るだけでも大きな負担となります。
- 周りの人に会話を聞かれているのではないか
- うまく話せる自信がない
- 相手を怒らせてしまうのではないか
といったような不安がつきまとい、電話の内容にまったく集中することができません。
たくさんの業務がある中で、電話対応を求められるような仕事に苦手意識を持つ人は意外と多いといわれています。
https://dekiru-note.com/2018/04/15/%E4%BA%BA%E7%9B%AE%E3%81%8B%E3%82%89%E8%A7%A3%E6%94%BE%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AB%E5%A4%A7%E5%88%87%E3%81%AA%EF%BC%93%E3%81%A4%E3%81%AE%E8%80%83%E3%81%88%E6%96%B9%E3%81%A8/
人とのコミュニケーション全般が苦手
仕事に限らず、人とのコミュニケーション全般に強いストレスを感じてしまう人もいます。
プライベートならば気の合う人とだけ接していればよいのですが、仕事だと当然そうもいきません。
気の合わない人や苦手な人、初めて会う人など、実に多くの人とコミュニケーションをとる必要があります。
コミュニケーションが苦手な人は、そうした一つ一つのコミュニケーションにストレスを感じ、神経をすり減らしてしまいます。
仕事では叱られたり注意されたりするなど傷つくシチュエーションも多いので、さらにストレスフルな状況になってしまいます。
上司や客に萎縮してしまう
上司や客といった、通常よりも気を遣って対応しなければならない仕事をする上でのストレスとなります。
上司や客に対して失礼なことをしてはいけないという気持ちから、傷つきやすい人は萎縮してしまいがちです。
萎縮してしまうと余計にうまく話すことができなくなり、失敗する可能性も高くなります。
失敗してしまうと注意され、さらに落ち込み傷つくという悪循環も発生しやすくなってしまいます。
傷つきやすい人必見!神経をすり減らさないための仕事術・働き方5つ
では、実際にどうすれば神経をすり減らすことなく仕事ができるのでしょうか。
神経をすり減らすことなく仕事をするためにはちょっとした工夫することが大事です。
以下に具体的なヒントを5つご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
メールやチャットを出来るだけ使うようにする
直接話すと緊張してしまうという人は、メールやチャットを多く使うようにしましょう。
文章ならば気兼ねなく情報を伝えられるということも多いため、ストレスや疲弊を軽減させることができます。
受け取る側としても、メールやチャットならば時間を拘束することがないのでストレスがかかりません。
空いた時間に見てもらえるので、「早く要点を話して!」とせかされるストレスもなくなります。
ただ、当然口頭での伝達が望ましいケースもあります。
とくに急ぎの要件はトラブルの原因となりやすいため、できるだけ電話や対面で済ませるようにしたいところです。
②どうしても苦手なことは無理せず人の助けを求める
仕事をしていくうえで、“どうしても苦手なこと”は誰にでもあるものです。
「苦手意識が強すぎて仕事がままならない」という場合は上司や先輩に頼んでみるのも一つの手です。
上司にとっても、苦手意識が強すぎることを押し付けて仕事が滞ったり、部下が精神を病んだりするのは好ましい状況ではありません。
ただ、人によってはそれを「甘えだ!」と一括する人もいますので、頼み方には注意しなければなりません。
- 上司が忙しくない余裕のあるタイミングで話しかける
- 苦手なことをすることでどれくらい心身が消耗するかを具体的に説明する
- 苦手なこと以外は“より頑張る”ということを具体的に示す
このようなポイントをふまえて頼むと相手も受け入れやすくなるでしょう。
③話すことを予めメモに書き、整理しながら話す
繊細な人が仕事上でもっとも傷つきやすいシチュエーションは、「ミスをしたとき」です。そのため、失敗を避けられるような対策をあらかじめ立てておくことが非常に大切です。
成功経験を積むことができれば、それが自信になり、自己肯定感を育むこともできます。自己肯定感が強化されれば、多少の批判や叱責を受けても傷つきすぎることはなくなります。
具体的には、電話や会議の際など、あらかじめ話すことが決まっている場面では「話すことをメモしておく」のがおすすめです。
会議のときなどは、メモをずっと見ているのはあまりよくありませんが、事前に整理しておくことで頭にも入れやすくなります。
- 箇条書きにする
- 話すことの優先順位をつける
- 実際に話しているかのような話し言葉で書く
こうすることで要点がわかりやすくまとめられ、いざというときでも瞬時に理解できるメモになります。
④身を置く環境を変える
苦手な人や業務に対する拒絶感が強い場合は、距離を置いたり環境ごと変えることが必要なケースもあるでしょう。
これができる人とできない人では、ストレス性の疾患にかかる可能性が大きく変わってきます。過度な我慢や無理は、その人の精神を蝕む原因となるのです。
日常生活に支障をきたすほどの苦痛や症状を感じているような場合は、早めに環境を変えることをおすすめします。
⑤人との関わりが少ない仕事に就く
人とのコミュニケーション自体がとにかく苦手という場合には、人との関わりがすくない仕事につくのも一つの手です。
人との関わりが少なければ、その分ストレスや疲弊の軽減が期待できます。
- プログラマー
- エンジニア
- 事務
- 清掃員
- 工場
- データ入力
- トラック運転手
など。
自営業も視野に入れるのならば、農業や在宅ワーク、翻訳家などが考えられます。
今の仕事がどうしても苦痛だと感じるのであれば、思い切って転職することも視野に入れておくと良いと思います。
最近は副業が許されている企業も多いので、副業として仕事をはじめ、ある程度力がついてきたら独立というコースもよいのではないでしょうか。
以上、「傷つきやすい人が神経をすり減らさないための仕事術」でした。
今回紹介した方法がどれか一つでも参考になれば幸いです。
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