「ちょっとしたことでビクビクしてしまう」「目上の人や先輩に対して過剰に気を遣ってしまう」
こういったことはないでしょうか?
「気が弱い」「気が小さい」という性格は決して悪いことばかりではありませんが、男性であれば少しでも改善したいと思う方は多いのかもしれません。
ここでは、「気が弱い」「気が小さい」性格の特徴や、改善するために役立つ10個のステップをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事の目次
気が弱い、小さい性格の特徴
ではまず「気が弱い」「気が小さい」性格の特徴とはどんなものなのでしょうか?
実際には堂々としている人でも”内心は気が小さい”という人もいますが、ここでは明らかに気の弱さが現れているケースを見てみましょう。
- あがり症で大勢の前で発言できない
- 新しいことにチャレンジすることができない
- 異性との交流に消極的
- 他人との会食や娯楽が苦手
- 「責任」を追うことを嫌う
- 自分の意見をはっきり伝えることができない
- 他人を優先して自分を犠牲にしてしまう
こういった特徴のある人は気が弱かったり、気が小さかったりし、他人とのコミュニケーションにストレスを感じてしまうために人見知りになりやすいという特徴があります。
気が弱い、小さい性格のデメリット
「気が弱い」「気が小さい」という性格は、社会で生きていく上において”損をする”こともあります。
先進国の根底には、「競争原理」が働いているので、気が弱く自分をアピールできないと、実力に見合った報酬や評価を得ることが難しいのです。
また、競争原理が存在しない友人間の関係であっても、自分を表に出さずに閉じこもっていると、本心とはまったく違うように勘違いをされてしまうこともあります。
本来の自分とはまったく違う捉えられ方をすると、それもまたストレスの原因になってしまいます。
気が弱い・気が小さい性格というのは、現代社会では生きにくさを感じてしまう性格なのかもしれません。
気が弱い、小さい性格を直す10のステップ
気が弱い・気が小さい性格は、自分で気づいていてもなかなか直せないものです。
「気が小さい性格を少しでも改善したい」と思う方は、以下にご紹介する方法をできることから試してみてください。
①まずは自分が気が弱い性格であることを認める
自分のマイナス的な性格を直すための基本としては、まずそれを「認めること」です。
自分で自分の嫌な性格を見つめなければ本質が見えてきませんし、真剣に直そうという気持ちにすらなりません。
まずは自分が「気が弱い」「気が小さい」ということをしっかりと認識し、克服の決意をすることが大切です。
②少しずつ変えていくことを決意する
人の性格は直そうと思ってもすぐに直るものではありません。
克服するためにはある程度の時間がかかりますので、「少しずつ変えていく」ことを決意しましょう。
具体的には、目標を決めて紙に書いたり、日記をつけることが効果的です。
目標を具体的に文字にすることで、問題が明確になりますし、苦手な場面で立ち向かおうという心理も生まれます。
また、日記につけて毎日自分の行動を見返すと、自分の気の弱さ・小ささの性質を詳細に知ることができ、新たな克服方法を見つける手立てとなることもあります。
③声を変えて自信をつける
人の感情は「声」に現れるものです。
また反対に声をコントロールすることで、感情に影響を与えることもできます。
スポーツ選手や武道の試合で、プレイ中に独自の発声をするシーンを見かけることがあるでしょう。
あれも、発声によってメンタル・フィジカルの両方を制御しようという方法なのです。
そして、「声」は「呼吸」につながります。
気が弱い人や気が小さい人は”呼吸が浅い”という特徴があります。
昔から言われている「腹で呼吸をする」「腹から声を出す」といったものも、呼吸を深くする”メンタルコントロール”の一つなのです。
普段話す声をお腹から声を出して変えるだけでも、冷静でストレスに強いメンタルに変えることができます。
実際にこの方法で気の弱さを克服した人は多いようです。
④姿勢を正す
「姿勢」もまた、その人の性格や精神状態に密接な関係があります。
気が弱くない人でも、病気などで気力が低下すると姿勢が悪くなることも少なくありません。
また、前項の「呼吸」と同じで、姿勢を正すことで気分に変化をもたらすことができます。
堂々とした姿勢で胸を張り、背筋を伸ばすことだけでも、気力が充実して気の弱さは改善できます。
現在、姿勢の悪さがさまざまな精神疾患を起こす原因になっていることがわかっています。
パソコンやスマホを多く使うようになって、精神疾患が増えているという統計もあるほどです。
⑤自分の意見を押し通してみる
自分の意見をすぐに曲げてしまったり、他人に譲ってしまうような性格は、自信を失いやすいといいます。
こういった「負け癖」は、改善せずに放置してしまうとその人の性格そのものになってしまい、直りにくくなります。
どんな小さなことでもいいので、一度自分の意見を押し通してみましょう。
それは、「今日の食事は何にするか」などの小さなことでもかまいません。
気の弱い人は、他人にゆだねることが癖になってしまい、こういった些細なことも他人の意見を優先しているものです。
自分の意見を通して「勝ち癖」を少しずつつけることで、気の弱さも直っていくはずです。
⑥気が強い人と多く接するようにする
気が弱い人と気が強い人は、思考や行動のパターンに明らかな違いがあります。
ですから、気が弱いことを克服するためには、気が強い人と多く接して、思考や行動を学んでみるといいでしょう。
その人から「何かを吸収しよう」という意識があれば、自分を大きく成長させるきっかけにもなります。
まずは気が強い人と行動し、普段の自分との違いを見比べてみることからはじめましょう。
⑦瞑想で不安感を排除する
気が弱い・気が小さい性格は、頻繁に不安や恐怖感・焦燥感というものを感じています。
このとき脳の中では「ノルアドレナリン」という神経伝達物質が優位に働いています。
不安や緊張というネガティブな心理を起こすノルアドレナリン型から、冷静でストレスに強い「セロトニン型」に変えることで、気が弱い性格を脳レベルで改善できるのです。
セロトニンを増やす方法には、原料となるトリプトファンを摂取したり、生活習慣を正すなどさまざまありますが、最近注目されている方法に「瞑想」があります。
瞑想を毎日続けることで、脳内のセロトニン神経が強化されて量が増えるのです。
脳内でセロトニンが増えると、気が弱くなる原因になる”不安感”を排除することにもつながります。
瞑想の効果は抜群です。
毎日10分ほど目を閉じて呼吸を整えるだけで、安定した精神状態が得られるようになります。
⑧アファメーションテクニックを使う
「アファメーションテクニック」というものが最近話題になっています。
アファメーション(affirmation )とは、英語で「肯定」を意味します。
自分を肯定していくことで、弱点を克服するために行うメンタルコントロールの一つです。
スポーツ選手がアファメーション・テクニックを取り入れている場面をよく見ます。試合前や、試合でミスをしたあとに、ブツブツと独り言を言っているのがそうです。
アファメーション・テクニックを自分の弱点(気が弱い・小さいなど)の克服に利用する場合には、
- 『私は大胆な性格だ』
- 『私はハキハキしている』
- 『私は声が大きい』
- 『私は勇敢だ』
などと、短く簡潔な言葉を用意し、朝起きたあとや夜寝る前に声に出して読み上げます。
また、その文章を紙に書き出すのも良い方法です。
これを毎日続けていくことで、自分の弱点を克服できるのが、アファメーション・テクニックです。
⑨1か月に1回、変化した部分や成長した部分を書き出す
気が弱い・気が小さいという自分を克服しようと何らかの努力を始めたら、1ヶ月に1回は自分が変化した部分や成長できた部分を紙に書き出してみましょう。
そうすることで、やりがいができて努力を継続しやすくなりますし、なによりも大きな「自信」を得ることにもつながります。
自分が努力によって成長できている部分を確認することで、ネガティブな性格が矯正される手助けにもなるのです。
⑩定期的に責任や負荷のかかることをやり続けることも大切
気が弱い・気が小さい性格は、何事に対しても消極的になりがちです。
しかし、人が強くなるためには、大きな責任や負荷を乗り越えることも必要です。
自分の気の弱さに負けて行動力が低下してしまっては、ネガティブな性格は直らないばかりか、悪化する可能性も高まります。
定期的に責任や負荷のかかることを、思い切って引き受けてしまうことも大切です。
以上、「気が弱い、小さい性格を直す10のステップ」をご紹介しました。
「気が弱い・気が小さい性格」のすべてが悪いともいえません。そういった性格には物事を慎重に考えたり、準備を怠らないといったメリットもあります。
ただし、自分が日常生活において明らかに損をしていたり、精神的な負担が大きいようならば、すぐにでも克服に向けた行動をとりましょう。
今回ご紹介した方法で、自分に合うものを探し、焦らず気長に克服していくことをおすすめします。
〈まとめ〉
- 気が弱い・気が小さい人の特徴に自分が当てはまっているか確認しましょう
- 気が弱い・気が小さい性格は日常生活で損をしてしまうことが多い
- まずは自分が「気が弱い・気が小さい」と認めることが大切
- 紙に克服の決意を書き出して気長に気が弱い性格を直すことを決意する
- お腹から声をだして自分の声を変えることで克服できることがある
- 姿勢を正すだけで気が弱い性格が直ることがある
- 一度自分の意見を押し通してみる実績を作ることが克服につながることもある
- 気が強い人の考え方や行動を参考にしてみるのも良い
- 瞑想で不安感を排除することで気が弱い性格が直ることがある
- アファメーション・テクニックを試してみる
- 1ヶ月に1回くらい自分の成長記録をつけることで努力が継続しやすくなる
対人関係において不安や緊張を覚えやすく、実生活で精神的苦痛や疲弊を感じやすい性質や傾向を『シャイネス』といいます。
シャイネスの中には、『内気』や『恥ずかしがり』、『人見知り』といったものも含まれ、それが原因で人付き合いを避けてしまう方は多いとされています。
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